自分で書いたイラストが著作権を侵害してる??

SNSやブログ、ホームページの作成の際、色々な「素材」を取寄せて、使用することがあると思います。

その時に気をつけないといけないのは「著作権」です。

著作物といえば、まず小説や文章、イラスト等が頭に浮かぶと思いますが、それらの素材が使用可能(いわゆる著作権フリー素材等)であれば問題ありません。

ここまでは皆さんもよくご存知のお話で、「それぐらい常識でしょ?」と思われる方も多いでしょう。

でも何かのイラストを自身で作成するときは要注意です。それは頭の中でネットや本で見たイラストにインスピレーションを受けている可能性があります。

例えばサンタクロースや雪だるまといえば、たいていの人の頭の中に一定のイメージが浮かぶと思います。

赤い帽子に赤い服。白い顎髭に、大きな袋・・・そうそう、こんな感じですね。

それをアウトプットしてイラスト化しても、それがありふれたものであり、例えば既存のサンタクロースのイラストと表情、帽子の角度、靴の色等が異なれば、著作権を侵害する可能性は低いといえます。

では次に、「チョコレート」をイメージしてください。「チョコレート」はたいていの人が同じようなイメージを頭の中に思い浮かべると思いますか?

答えは・・・?

裁判所は著作権の侵害について、AとBの共通点が、既存のAの本質的特徴部分と類似しているかどうか?を根拠にする傾向があります。

このように著作権を侵害しているかどうかは裁判になっても主観的な論点も多く分かりにくいものです。

もしあなたがイラストを自分で描いてホームページ等にアップする場合、その配置や傾き、色合い等で誰かの著作権を侵害する可能性があることがあることを頭の片隅においてください。

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