今回は合同会社のデメリットについてのお話です。
一般的に考えられるのは世間的な認知度の低さです。
名刺等を目にしたとき普通の「株式会社」でなく
「合同会社??」とは、なんぞや?
と思われる人も多いと思います。
一見、デメリットにも思えますが発想を転換してしまえば、会話のきっかけにもなりますし、豆知識を提供することもできます。
よく信用力が低く見られるという意見も耳にしますが、個人的には、それは認知度の低さからくる偏見であって、合同会社だから信用ができない、という意見は根拠が不十分だと思いますし、将来的にはそのような偏見も薄れると思います。
あえてデメリットを考えると、
役員(社員)変更が非常に複雑だ、といえます。
所有と経営が分離していない合同会社の役員(社員)の変更は、原則として資本金の増減を伴うことが考えられます。有限責任の原則や税務上の恩恵については、株式会社とほぼ同じながら、根本的に異なるのはこの点です。
やや専門的なお話になりますので、詳細は割愛しますが、これからの時代、合同会社の需要は必ずあります。
スタートアップや法人成りで会社を設立しようとお考えの皆様は、是非一度、「合同会社」という選択肢も考えてみてはいかがでしょうか?