猫ちゃんは好奇心旺盛なので、お部屋に植物があるとついちょっかいを出してしまったり、かじってしまったりすることがありますよね。残念ながら、観葉植物の中には猫にとって有害なものがたくさんあります。
猫が食べても比較的安全な植物の例
猫ちゃんが一般的に食べても大丈夫な植物を例に挙げます。
1 猫草
これは猫のために栽培される草で、毛玉を吐き出すのを助けたり、食物繊維を補給したりする目的で与えられます。ペットショップやホームセンターで手軽に購入できます。
うちの猫もこれが大好きな子がいますが、毛玉を吐き出しません・・・まあうんちに毛玉と一緒に出てるようなのでとりあえず一安心ですが。
2 パキラ
比較的丈夫で育てやすく、人気の観葉植物です。葉や茎に毒性はなく、万が一猫が食べても安全とされています。
3 サンスベリア(サンセベリア)
マイナスイオンを放出するとも言われる丈夫な植物です。基本的には無害ですが、先端が尖っているので猫が遊んで怪我をしないよう注意が必要です。
4 ヤシ科の植物(アレカヤシ、テーブルヤシ、シュロチクなど)
これらのヤシ類は猫に安全とされています。南国の雰囲気があり、お部屋のアクセントにもなります。
5 ガーベラ
毒性がなく、比較的安全な花として知られています。
6 ン科の植物(コチョウラン、シンビジウムなど)
基本的にラン科の植物は猫に安全とされています。
7 キンセンカ(金蓮花、ナスタチウム)
食用にもされる花で、猫にも安全とされています。
8 バジル
料理にも使われるハーブで、猫にも無害です。
9 大根の葉っぱ
これはうちの猫も大好きです。
一般的に大根の葉には猫にとって有害な成分は含まれていません。
むしろ、大根の葉は根の部分よりもビタミンやミネラルが豊富に含まれており、水分補給や栄養補給にもなります。特にビタミンCが豊富で、猫の体内で合成できるとはいえ、食事からも摂取することで健康維持に役立つとされています。
ただし注意点もあります。
大根の葉にはゴイトロゲンという成分が含まれています。この成分はヨウ素の吸収を阻害する可能性があり、甲状腺機能に影響を与える可能性があります。甲状腺疾患のある猫や、その傾向がある猫には与えない方が安心です。かかりつけの獣医さんに相談してください。
また農薬や食べすぎには十分に注意が必要です。
通常のカリカリ以外におやつとして植物を好む猫ちゃんはいますが、何事も過ぎたるはなんとやらですので、ほどほどに。
猫に毒性のある植物の例
1 アロエ
嘔吐、下痢、食欲不振、震え、尿の色が赤みを帯びるなど。少量でも下痢を引き起こすことがあります。
2 ポトス
口腔内の刺激(痛み、腫れ)、よだれ、嘔吐、嚥下困難など。
3 ユリ科の植物(特にテッポウユリ、カサブランカ、オニユリ、スカシユリなど)
猫にとって非常に危険で、ごく少量でも急性腎不全を引き起こし、死に至る可能性があります。
4 ポインセチア
口腔内の刺激、嘔吐、下痢など。比較的軽度ですが、食べさせないように注意が必要です。
5 クリスマスローズ
嘔吐、下痢、腹痛、心臓への影響などを引き起こします。
6 サトイモ科の植物
多くのサトイモ科の植物には、シュウ酸カルシウムという刺激性の結晶が含まれています。これを猫が口にすると、口内や喉に強い痛み、炎症、腫れ、よだれ、嘔吐などの症状を引き起こすことがあります。
7 ドラセナ(幸福の木など)
多くのドラセナの種類には、サポニンという成分が含まれており、猫が口にすると嘔吐、下痢、食欲不振、よだれなどの症状を引き起こすことがあります。重度の場合、神経症状が出る可能性も指摘されています。
猫の安全を守るためにも、観葉植物を選ぶ際は細心の注意を払うことが重要です。
猫を飼っているご家庭で観葉植物を置く際は、猫にとって有害な植物を知っておくことが非常に重要です。猫は好奇心旺盛で、植物の葉や茎をかじってしまったり、遊んでしまったりすることがよくあります。